アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹(赤いブツブツやガサガサ、小さな水ぶくれ)が、数年にわたって周期的に現れ、悪化と改善を繰り返す慢性的な疾患です。
この病気は、皮膚のバリア機能が低下し、免疫学的な要因と外部刺激が組み合わさることで引き起こされます。アトピー素因がある方に特に見られます。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー素因とは、両親のいずれかが気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っているか、または体がIgE抗体(アレルギー反応に関与する抗体)を過剰に作りやすい体質であることを指します。
アトピー性皮膚炎の悪化要因には様々なものがあります。乳幼児期には食物アレルゲンが、成長後にはダニ、ハウスダスト、花粉などの環境アレルゲンが悪化を招く可能性があります。その他にも、汗や乾燥した空気、ストレスなども悪化の要因となります。